「瓜子姫とあまんじゃく」by 由美子ノーラン 昔々爺と婆とがありました。爺わ山に行って薪お伐り、婆わ川に行って洗濯をしました。ある日いつものように婆が川へ行くと、川上の方から瓜が一つ流れてきました。それを拾ってきて爺と二人で割ってみると、その中からまことに小さな、美しい女の子が生まれました。瓜の中から生まれたので、瓜子姫と名をつけて可愛がって育てました。だんだんに大きくなって、後にはよい娘になって毎日毎日機を織りました。今年の鎮守様のお祭りには、瓜子をお参りに連れて行こうと思って、爺と婆とは御駕籠を買いに、二人で町へ出かけました。留守にはぴったりと戸を締めて、中で瓜子姫が機を織っていますと、天邪鬼がやってきて作り声をして、この戸を少しだけ開けてくれと言いました。瓜子はついうっかりと戸を細めに開けてやると、それから怖ろしい手を入れて、天邪鬼が戸おがらりと開けました。裏の柿の実を取ってあげましょう瓜子さんと言って、瓜子を裏の畑へ連れて出て、裸にして柿の木へ縛り付けました。そうして天邪鬼が瓜子の着物を着て、化けて知らぬ顔をして機を織っています。そこへ爺と婆とは駕籠を買って、町から帰ってきました。さあさあ瓜子姫御駕籠を召せと言って、天邪鬼を駕籠に乗せて鎮守様へ詣ろうとしていると、裏の柿の樹の陰から本当の瓜子姫が、瓜子を乗せないで天邪鬼ばかり駕籠に乗せてと、大きな声で泣きました。爺と婆とはその声を聴いて、びっくりして引き返してきて、それから爺は鎌を振り上げて天邪鬼の首を切って、黍の畑に捨ててしまいました。黍の茎が秋赤くなるのは、その天邪鬼の血が染まったからだそうです。

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作者:Miyu
婷婷嫋嫋疏離,飄飄搖搖相依。