昔々、ある山奥の村に、世間のことをよく知らない男がいて、あでたく嫁さんをもらいました。しばらくすると、嫁さんの家から、「ごちそうしたいから、遊びに来なさい」と便りをもらいました。男が行くと、嫁さんの家の人たちが持て成してくれたあげく。みやげにを金をたくさんくれました。でも、男はお金をみるのが初めてで、つかったことがありません。懐に入れて帰っていくと。途中の沼に、たくさんの鴨がいました。「あの鴨をみやげにしてやろう」男は鴨を取ろうと、懐のお金お石代わりに投げつけましたが、いくら投げてもあたりませんでした。お金をみんななくして、手ぶらで帰っていきました。男が家の嫁さんに、このことを話すと、「そういう大事なものをもらったら、財布に入れてしっかり持ち帰るものだ」と教えました。
 しばらく立ったある日、男が嫁さんの家に行くと、「大事な馬を、一頭やろう」と、元気のいい馬をくれました。男は、途中まで馬を牽いてくると、「そうだ、大事なものは、財布に入れろと言われたっけ」馬の頭に、財布をかぶせて、押し込めようとしました。馬はいやがって言うことを聞きませんでした。男が腹を立てて、馬のお尻をドンと叩くと馬は死んでしまいました。この話を聞いた嫁さんは、「そういうものをもらったら、首に縄をつけて引いてくるもんだ」と教えました。
 その次に、男が行くと、「今度は、茶釜を持っていきなさい」立派な茶釜をくれました。そこで男は、茶釜の首に縄をかけて、ガラガラとひきずりながら帰ってきました。家に辿り着いてみると、茶釜は底がぬけてしまって使い物になりません。嫁さんはこれを見て、「そういうものをもらったら、壊れないよう大事に手に提げて来れば」と教えました。
 その次に、男が行くと、「今度は、お手伝いの娘をやろう」と言われました。男は、今度こそ失敗しないよう、娘の帯をつかんで、手に提げようとしたところ、娘は怒ってとっとと逃げてしまいました。嫁さんはその話を聞くと、「そういうときには、娘の後になり、お天気の話でもしながら、ご機嫌をとりつつ、つれてくるもんだ」と教えました。
 その次に、男が行くと、「今度は、屏風を持っていきなさい」立派な金屏風をくれました。男は屏風の後になったり、先に立ったりして、ご機嫌を取りながら、「今日は、いい天気だなあ」屏風に話かけたのですが、屏風はついてくる気配がありませんでした。男は屏風を野原に置いたまま、家に帰っていきました。嫁さんはその話しを聞くと、「そういうときには、担いでくるもんだ」と教えました。
 その次にまた男が行くと、「今度は、よく働く牛をやろう」立派な牛をくれました。男は今度という今度は失敗しないよう、牛の腹の下に潜って牛を担ぎ上げようとしました。すると牛が怒って、男に襲いかかりました。「たっ、たすけてくれー!」男は命からがら、家に逃げかえりました。嫁さんの家には、それっきり、行かなくなったということです。

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作者:Miyu
婷婷嫋嫋疏離,飄飄搖搖相依。